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マイナス感情を味わい尽くす

   

感情処理の癖

あなたは自分の感情処理の癖を知っているだろうか?
俺は30歳まで全く意識していなかった。

そもそも感情というものを無くしたいと思っていた。
感情に振り回されるのは未熟な人間で
感情を抑えて、冷静に立ち振る舞うのが成熟した人間だ。
と、思い込んでいたからだ。

もちろんプラス感情は抑えなくてもいいのだが、
マイナス感情はその存在を否定してきた。

悪いことがあっても、感情はOFF。
本から学んだプラス思考で反省点を探して、
反省が済んだら、後は忘れる。

それが立派な大人なんだと信じてきた。
俺はちょっと極端かもしれないけど
あなたはマイナス感情とどう付き合っているのだろう?

俺は長い間、感情を抑えて生きて来たので、
マイナス感情もあまり感じないが、
プラス感情も感じにくくなってしまっていた。

その問題に気がついたのは起業塾。
ビジネスとは人の感情にフォーカスして
初めて成り立つもの。

しかし、自分は感情をOFF。
自分の感情もわからないし、
相手の感情もわからない。

感情と向き合うことをしなければ
前に進めない状況に陥ってしまった。
それが30歳の時だった。

気がつけば会社でも家庭でも
自分を義務感で縛り付けて苦しんでいた時期だ。
結局、感情を抑えるという生き方の限界が
そのタイミングでやってきたのだろう。

感情をOFFにするということは、
平静を装っているが、
内心はその感情と向き合うのが怖いのだと
最近、気がついた。

今はどうしているかというと、
タイトルの通り、感情を味わい尽くしている。

そうしないと勿体無い。
プラスもマイナスも自分の内側から湧き出る
自分へのサイン。

才能を学んだことでも
感情の価値を改めて認識した。

 

OFFのきっかけは中学時代

俺が感情OFFを覚えたのは中学時代。

勉強も運動もできて調子に乗っていた俺は
少し調子に乗りすぎて、嫌がらせを受けるようになった。

聞こえるように悪口を言われ、
上靴を隠され、はぶられ、、、、
その他いろいろ、害虫扱いだった。

正直、めちゃめちゃショックだった。
これまでずっと優等生の人気者として
学校生活を送っていたが、初めての危機だった。

そこで覚えたのが感情OFFだ。

確か母親に相談をしたら、
嫌がっていたらエスカレートするから
平気なフリをしていたら大丈夫だと
アドバイスをもらった。

そのアドバイスを信じ、
「何をされても、何を言われても、
独りぼっちでも、俺は平気」を装った。

休み時間は一人で暇なので、わざわざ難しい本を読んで、
「お前らみたいなレベルの低いやつとは違うんだ」
と暗にアピールしていた。笑

今、振り返ると少しかわいい反抗だが、
当時は結構必死だったと思う。
その分、徹底して感情はOFFにした。

当時読んだ本で覚えているのが「脳内革命」。
ストレスを感じると活性酸素が体内で発生し、
体を老化させ、結果的に寿命を縮める。

それを読んだ時、思ったのは、
「あいつら相手に嫌だと思うだけでも俺の負けだ。」

だから感情OFF。本当に徹底的にOFF。
それだけ辛かったんだと思う。

その後は母親の言う通り、普通の状態に戻った。
確かに反応のない嫌がらせをしても、つまらないだろう。
しかし、感情OFFは止められなかった。

学生時代はサッカーをしていて、
その時は感情を解放できたので、
まだバランスが取れていた。

しかし、社会人になり、
会社でも家庭でも感情を抑えていると
解放する場がないので、色々無理がきてしまった。

その体験があるから今の俺があるので、
別に後悔はない。自分の才能にもつながっている。

ただ、子供には同じような回り道は
しなくてもいいんじゃないかな、と思っている。
とは言っても、自分で選ぶことなので、
結局は本人次第ではあるのだが。

もしあなたが昔の自分と同じように
マイナス感情を抑えていたり、
感情を感じないようにしていたりするのなら、
その癖は直すことをお勧めする。

プラスもマイナスもない人生は
平坦で安全で安心かもしれないけど、
つまらないと俺は思うから。

 

マイナス感情が教えてくれるもの

そもそも、なぜ感情は生まれるのだろうか?

それを教えてくれたのは「神様とのおしゃべり」。
前にも紹介した、さとうみつろうさんの著書。
起業塾の師匠からの推薦本だ。

感情の裏には価値観が隠れている。
プラス感情は自分の価値観が満たされると感じる。
マイナス感情は価値観が満たされないと感じる。

だから、感情を抑えてしまうと
自分が何を大切にしているのか、わからなくなる。
30歳の自分は本当に何したいのかわからなかった。

だから、感情と向き合うことから逃げてはいけない。
特にマイナス感情は感じると辛いので、
知らない間になかったことにしようとしてたりする。

俺はかなり感情にフォーカスする癖がついたけど、
未だに油断するとマイナス感情を流しそうになる。
そんな時は注意して「あぁ今、嫌な感じだなー」ってやる。笑

特にお勧めなのはノートに感情と思考を整理すること。
俺はマイナス感情を感じたら必ずやる。
特に多いのは妻とのやりとり。笑

ちょっとした妻の言動に心がザワつく。
イラッとして、気分が悪いなーと思ったらノート。

そこに起きた事実、生まれた感情、そこからの気づき、
その状態の本質は何か、そこから何か行動をかえるか、
というような事をノートに書く。

そうすると不思議なもので、
自分の大事にしている価値観に気がついたり、
自分がまだ人目を気にしていたり、というような
気づきが必ずある。必ず。

するとマイナス感情が発生した出来事や
その発生源である妻に、感謝できたりする。笑
妻は最高のトレーナーだ。もちろん良い意味で。
心から感謝している。

だから俺はマイナス感情を味わい尽くす。
今日もそれがあったから、この記事が書けた。
妻に感謝。笑

真面目な話、感情をないがしろにして
良い事はあまりない。

豊かな人生のために
あなたは感情とどう付き合うのか?
ぜひ一度考えてみてほしい。

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